以前に『お兄ちゃんはおしまい!』のアニメを批判したけれど、批判した以上は最後まで見ようと思い、まだ見ています。
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先週の第5話で非常に気になった箇所がある。まひろが補導されて帰ってからみはりに泣きつくのだけれど、そこでみはりが「おぉ…よしよし」と言う。この「よしよし」の言い方が気になった。「ぃよしよしぃ〜」みたいな妙な言い方なのである。なんか変じゃなかろうか。慰めるならもっと優しく言って欲しい。なんでこんなに変な力の入ったような声を出すのだろう。
前にも『ぼっち・ざ・ろっく!』の声の演技を批判した。
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どうも『フィルカル』の声優論なんかを見ても、声優オタクとかアニメオタクは、アニメっぽい発声の常識みたいなのに順応している声優を上手いと考えているらしい。
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なんかその結果キャラクターの心情から自然に発せられる声というものを意識しなくなっとりゃせんだろうか。つまり「演技」をしていないのである。
で、『チェンソーマン』の監督はそういうのが嫌いだったようで、その点で私は共感する。
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ただどうもアニメ声を避ければそれだけでリアリティが出ると考えてしまったようなのは失敗だっただろう。
兎に角、最近のアニメの、オタク媚び重視・演技軽視の傾向は憂慮している。