曇りなき眼で見定めブログ

学生です。勉強したことを書いていく所存です。リンクもコメントも自由です! お手柔らかに。。。アマゾンアソシエイトやってまっせ。更新のお知らせはTwitter@cut_eliminationで

「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ弐拾弐「命題的な(?)等しさ(途中から)」(復習編)

こちらの復習編。 同一性の除去公理 わたくし的に気になったのは、プリンキピアでは性質に量化しているがITTではそれができないという点で、集合族を で束縛することもできるのに何故だろうと思った。しかしITTはどうも高階論理に対応するものではないので、…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ弐拾六・第10章1-3節(復習編)

こちらの復習編。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon ガリヴァーもリリパット人も存在しないのなら、彼らについての命題も存在しない。それゆえ、ガリヴァーはリリパット人に捕らえられたという命…

『竜とそばかすの姫』の感想(死ぬほどのネタバレ)

すごく微妙だった! なんだろう、この気持ち。 話の話 ビジュアルと音楽 全体的に 根源的な問題点 まとめ 話の話 なんというか、すごく変な映画だった。細田さんてこんな感じだったけか。『未来のミライ』は金曜ロードショーで一度見ただけだったからあまり…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ弐拾伍・第10章1-3節(予習編) 2.5次元と3次元の違い〜知りもしない『黒執事』を題材に〜

シリーズの他の回はこちらから。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon 第10章のタイトルは「架空の存在者をしりぞける」というもので、虚構的対象と言われるものを存在者として認めないとする立場を…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ弐拾四・第9章(復習編)

フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon ぶっちゃけこの章のテーマはあまり関心がないというか、知識がなくて論じれない。拙者は学部時代はいちおう文学らしきものを専攻する学科だったけど、なんだかん…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ弐拾参・第9章(予習編)

過去の回はこちらから。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon フェミニズムと萌え絵批判の問題について考えていて、メイク・ビリーブを援用したい所存。あと佐々木敦先生の本をチラ見したら、(もち…

「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ弐拾壱「有限集合」「無矛盾性」(予習編)

直観主義型理論でごんす。 有限集合 規則 これまでの規則はすべて、ある集合(あるいは集合族)からある集合を作るものだったが、ここで導入する有限集合は前提なしに直接に与えられるものである。 によって無限個のルールがあることに注意。 形成則 前提が…

【感想】『ゴジラVSコング』を観ていたら永田裕志の影がチラついた【ネタバレ】

そこそこおもしろかった! コロナの影響でアメリカと日本で公開時期がズレまくって、アメリカではちょっと前にもうBlu-rayは出てたそうですな。 ゴジラvsコング 4K UHD 限定スチールブック仕様 [4K UHD+Blu-ray ※日本語無し](輸入版) -Godzilla vs Kong Stee…

ナチスと新書の記事にコメント

こんな記事を読んだ。 gendai.ismedia.jp 雑誌「群像」が講談社現代新書とコラボした企画らしい。それを知らずに読んだので後半で「なんで急に新書を薦めだしたのだ?」と思ってしまった。 著者の田野大輔先生はなかなかのトゥイッター強者らしく、トゥイッ…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ弐拾弐・第8章4節から終りまで(復習編)ロックを聴く・作るという経験

こちらの復習編。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon 音楽について。ライブで体を動かすというのを思い浮べると音楽のメイク・ビリーブがわかりやすいかも。 331ページなんかで論じられているが、…

「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ弐拾「二つの集合の直和」「命題的な(?)等しさ(途中まで)」(復習編)

こちらの復習編。簡単に。 直和 は任意の集合の直和でここでは二つの集合の直和である。違いは数だけではない。 ではインデックス? ラベル? のようなものと集合族とで直和を形成したが、ここでは集合と集合からである。なので&にあった非対称性が にはない…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ弐拾壱・第8章4節から終りまで(予習編)モビルスーツやエヴァンゲリオンといった現実にありえないものの描写に"リアリティ"を感じるのは何故だろう?

メイク・ビリーブ、はじまるザマスよ! フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon 描出体の続きであるよ。 写実性 写実性(realism)についてはちょっと言いたい事例がある。ちょうど『機動戦士ガンダム …

【何やってるの!】ガンダムにわかの私が『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を観た感想!【バカにするぅ!】

とてもおもしろかった! 記事タイトルにあるような富野調(?)の台詞回しがいいね。 この予習のために大急ぎで『逆襲のシャア』も見た(今更ながら『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を見たけどこれは確かに伊達じゃない - 曇りなき眼で見定めブログ)。 機動…

「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ拾九「二つの集合の直和」「命題的な(?)等しさ」(予習編)

過去のシリーズはこちらから。 今回は自分の担当ではないので内容がないよう。 二つの集合の直和 数を指定しない直和は連言になって二つの集合の直和は選言になるというのはなんか凄い。 というまた新しいのが出てきた。 命題的な(?)等しさ "propositional"…

今更ながら『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を見たけどこれは確かに伊達じゃない

アマプラで見た。 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア Amazon この大クラシック作品を恥ずかしながらまだ見ていなかった。ガンダムは『ZZ』は見ていないけどファーストと『Z』は見ていて、それだけ見ていれば『逆襲のシャア』の予習としては十分と聴いている。に…

自然演繹のここがダメ! 4選(by ジラール)

ジャン=イヴ・ジラール先生といえば、線形論理の開発者であり、他にもさまざまな斬新な業績を打ち立てた論理学界の大巨人である。ジラール先生の線形論理解説論文"Linear Logic: Its Syntax and Semantics"に自然演繹の4つの問題点というのが書かれていた。…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ弐拾・第Ⅲ部第8章3節まで(復習編)

こちらの復習編。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon 予習編でウォルトンは規約による説明を批判していると書いたが、全面的に否定しているわけではない。規約は十分条件ではないというだけである…

「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ拾八「選択公理」「"〇〇 such that □□"みたいなやつ」(復習編)

こちらの復習編。 選択公理について ACとAC'という二つの形の選択公理が出てきた。これらの同値性は新井先生の本で証明されているが、 ITTにおいても同値になるのかどうかはまだ調べていないのでわからない… 基幹講座 数学 集合・論理と位相 作者:新井 敏康 …

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ拾九・第Ⅲ部第8章3節まで(予習編)アニメの美学・現象学へ

メイク・ビリーブだ! フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon 第8章のテーマは「描出体(depiction)」である。絵画を中心とした視覚的な表象体のことだが、しかし本書ならではの特徴づけで言語的な表…

「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ拾七「選択公理」「"〇〇 such that □□"みたいなやつ」(予習編)

直観主義型理論シリーズ。他の回はこちらから。 選択公理 選択公理はITTでは定理になる。 選択公理の定式化 新井敏康『集合・論理と位相』を参考にする。 基幹講座 数学 集合・論理と位相 作者:新井 敏康 東京図書 Amazon 選択公理は以下のような定式化が一…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ拾八・第7章の4節から終りまで(復習編)M-1のインディアンスのネタとキングオブコントのゾフィーのネタの不可解さについて

こちらの復習編 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon インディアンスのネタ 予習編で書いていなかった大問題がある。M-1グランプリ2020のインディアンスの漫才である。 私は敗者復活から見ていたのだ…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ拾七・第7章の4節から終りまで(予習編)やたらとエヴァで例える回

メイク・ビリーブであるぞ。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon ここでは「虚構として成り立つと知ること」と「真なることを虚構において知ること」とか、参加する表象体とそうではない装飾とか、…

「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ拾六「直和の応用(途中から)」(復習編)

こちらの復習編。 左射影 p の依存型のときの論理読み(存在量化のとき)というのは、 の witness を取り出すということになろうかと。それがヒルベルトのアレになる。右射影だとその個体について成り立つ性質を取り出すことになる。 右射影 左射影と同じよ…

【明石家さんまバンザイ】アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』の感想【渡辺&小西バンザイ】

非常におもしろかった。 あの『えんとつ町のプペル』に続くSTUDIO 4℃と吉本のコラボレーション作品である。なんでこう続いたのだろう。私はそのへんの事情は知らない。『プペル』は3DCGなので制作スタッフはほとんど違うだろうけども。で、そのコラボシリー…

「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ拾伍「直和の応用(途中から)」(予習編)

シリーズの他の回はこちらから。 &規則 はてなブログでは"&"をTeX記法でうまく表示できないという問題に直面しているがそれはさておき。 と のときと同様、 が に依存しないときに以下のようになる。 & &の規則は以下の下段である。 この前と同様 と と&の規…

メンタリストDaiGoさんがヴィーガンを"論破"していました

メンタリストDaiGoさんがヴィーガンを論破している切り抜き動画があった。ふたつ。 www.youtube.com www.youtube.com 私はヴィーガンでもベジタリアンでもなんでもないのだが、ヴィーガンの気持ちになってちょっとこれに反論してみたい。しかし元動画がわか…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ拾六・第7章1-3節(復習編)

こちらの復習編。 www.youtube.com この動画のコメント欄に素晴しいコメントがついている。 劇場で見ました。客は6,7人しか居ませんでした。中盤で客が一人入ってきた時、私も含めた客全員がいっせいにその客のほうを見ました。みんなその客が銃を持って…

ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ拾伍・第7章1-3節(予習編)バーチャルセックス論

他の回はこちらから。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon 恐怖についてはこのあたりの回で触れたが、その伏線回収の章である。そこで私はアダルトビデオを見たときの性的興奮という例も出したが、…

「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ拾四「デカルト積の応用(途中から)」「集合族の直和」「直和の応用(途中まで)」(復習編)

こちらなどの復習編 コンビネータ コンビネータの導出は普通の命題論理の自然演繹と比較するとわかりやすいのではないかとなったので、載せときます。 だいたい同じですな。 項を隠す 型付ラムダ計算で にあたるのは であろう。つまり、 という型を持ったな…

「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ拾参「集合族の直和」「直和の応用(途中まで)」(予習編)

他の回はこちらから。 自分の担当ではないので緩く書こうと思ったが、緩くいこうとするととことん書くことのない回であった。 の規則もと&と並べて書くとわかりやすそうである。 EがApと比べて計算との対比がイメージしにくいがこれはなんだろう?