2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
メイク・ビリーブを題材とした雑談の記録。最終章であるよ。 他の回はこちらから。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon 10章後半では「非公式のごっこ遊び」というなかなか応用が効きそうな概念が出…
けっこうおもしろかった! 『映画大好きポンポさん』もそうだったが、とにかくいろいろな演出技法をこれでもかと詰め込んだ現代アニメらしい作品である。画面分割とか音楽との同期とか視点がよくわからないカメラワークとかスマホのスクリーンを鏡のように使…
しつかりとつまらなかった! 観ているあいだずっと「そもそもこの映画は誰が何のために作ったのだろう?」という気持ちであった。それくらいエネルギーというか訴えるもののない作品なのである。話もよくわからないし絵も原作のイラストが喋るだけである。何…
こちらの復習編。 同一性の除去公理 わたくし的に気になったのは、プリンキピアでは性質に量化しているがITTではそれができないという点で、集合族を で束縛することもできるのに何故だろうと思った。しかしITTはどうも高階論理に対応するものではないので、…
こちらの復習編。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon ガリヴァーもリリパット人も存在しないのなら、彼らについての命題も存在しない。それゆえ、ガリヴァーはリリパット人に捕らえられたという命…
すごく微妙だった! なんだろう、この気持ち。 話の話 ビジュアルと音楽 全体的に 根源的な問題点 まとめ 話の話 なんというか、すごく変な映画だった。細田さんてこんな感じだったけか。『未来のミライ』は金曜ロードショーで一度見ただけだったからあまり…
シリーズの他の回はこちらから。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon 第10章のタイトルは「架空の存在者をしりぞける」というもので、虚構的対象と言われるものを存在者として認めないとする立場を…
フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon ぶっちゃけこの章のテーマはあまり関心がないというか、知識がなくて論じれない。拙者は学部時代はいちおう文学らしきものを専攻する学科だったけど、なんだかん…
過去の回はこちらから。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon フェミニズムと萌え絵批判の問題について考えていて、メイク・ビリーブを援用したい所存。あと佐々木敦先生の本をチラ見したら、(もち…
直観主義型理論でごんす。 有限集合 規則 これまでの規則はすべて、ある集合(あるいは集合族)からある集合を作るものだったが、ここで導入する有限集合は前提なしに直接に与えられるものである。 によって無限個のルールがあることに注意。 形成則 前提が…
そこそこおもしろかった! コロナの影響でアメリカと日本で公開時期がズレまくって、アメリカではちょっと前にもうBlu-rayは出てたそうですな。 ゴジラvsコング 4K UHD 限定スチールブック仕様 [4K UHD+Blu-ray ※日本語無し](輸入版) -Godzilla vs Kong Stee…
こんな記事を読んだ。 gendai.ismedia.jp 雑誌「群像」が講談社現代新書とコラボした企画らしい。それを知らずに読んだので後半で「なんで急に新書を薦めだしたのだ?」と思ってしまった。 著者の田野大輔先生はなかなかのトゥイッター強者らしく、トゥイッ…
こちらの復習編。 フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon 音楽について。ライブで体を動かすというのを思い浮べると音楽のメイク・ビリーブがわかりやすいかも。 331ページなんかで論じられているが、…
こちらの復習編。簡単に。 直和 は任意の集合の直和でここでは二つの集合の直和である。違いは数だけではない。 ではインデックス? ラベル? のようなものと集合族とで直和を形成したが、ここでは集合と集合からである。なので&にあった非対称性が にはない…
メイク・ビリーブ、はじまるザマスよ! フィクションとは何か―ごっこ遊びと芸術― 作者:ケンダル・ウォルトン 名古屋大学出版会 Amazon 描出体の続きであるよ。 写実性 写実性(realism)についてはちょっと言いたい事例がある。ちょうど『機動戦士ガンダム …
とてもおもしろかった! 記事タイトルにあるような富野調(?)の台詞回しがいいね。 この予習のために大急ぎで『逆襲のシャア』も見た(今更ながら『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を見たけどこれは確かに伊達じゃない - 曇りなき眼で見定めブログ)。 機動…
過去のシリーズはこちらから。 今回は自分の担当ではないので内容がないよう。 二つの集合の直和 数を指定しない直和は連言になって二つの集合の直和は選言になるというのはなんか凄い。 というまた新しいのが出てきた。 命題的な(?)等しさ "propositional"…