2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
今回は私の担当ではないのでゆるく。 等号の規則 前回は"equality"を「同等性」とか「等しさ」と訳していたけど、今回は「等号」という訳も使う。記号と考えたほうが「規則」という概念と相性がいいかと思い。「判断の形式の解釈」の節では「カノニカルナ要…
おもしろかった! 観る前 観た感想 細々したところ コナン映画って… 観た後 観る前 私はコナンはテレビアニメをそこそこ見ている程度で、原作は読んでいないし細かい設定まで追えていない。そしてめちゃくちゃ久しぶりに劇場でコナンの映画を観た。前に観た…
ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ参・第1章5節まで(予習編) - 曇りなき眼で見定めブログの復習 解釈を伴う鑑賞と二次創作は、想像活動という観点からは明確には分けられない。表象体が想像活動を促したりオブジェクトとなったり規則を定…
予習編はこちら 「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ参「判断の形式の解釈」「命題」(予習編) - 曇りなき眼で見定めブログ 集合は型だと思ったほうがいいかも 3つの哲学 何がカノニカルな要素か? equality カノニカル…
ウォルトン『フィクションとは何か*1』勉強会。第2回は第1章の5節までです。 表象体をごっこ遊びの小道具(props)とみなすというアイデアを提示している。いろいろな物がごっこ遊びにおける想像にとって果すのと同じような役割を表象体も担うのである。しか…
『チェンソーマン』は全巻読んだのだけれど感想を書いていなかった。それはまた別の機会に。今回のテーマは同作の第43話で出てくるロシア語の歌である。実は私はロシア語がちょっとできるので、これを訳してこの歌がなんなのか考えます。 私は『チェンソーマ…
Per Martin-Löf, "Intuitionistic Type Theory", 1984の「判断の形式の解釈」「命題」の章を読んで訳したり考えたりしています。 判断の形式の解釈(Explanations of the forms of judgements) canonical、equality、computation 解釈とは 解釈と訳したのは…
ウォルトン『フィクションとは何か』読書会記録其ノ壱・序章(予習編) - 曇りなき眼で見定めブログの復習編です。たいしたことはないです。 表象体(representations)という漠然とした言葉を使うのは、あえてそうすることで確定した用法を持たせないためで…
「直観主義型理論(ITT, Intuitionistic Type Theory)」勉強会ノート其ノ壱「緒言」「命題と判断」(予習編) - 曇りなき眼で見定めブログ これの復習編です。 緒言 It is free from the deficiency of Russell's ramified theory of types, as regards the…
けっこう胸が締めつけられるというかなんというか、最後すっきりした感じで終ってよかったですよ。 あと相変らず清原果耶さんがいい感じの役で出てくる。 私は麦くんが言っていたような"責任"を負いたくないので人との関わりを最小限にしているのだなあ。そ…
ケンダル・ウォルトンの『フィクションとは何か』も勉強していきます。現題は"Mimesis as Make-Believe: On the Foundations of the Representational Arts"で、田村均先生による訳を使用*1。 そんなにガチではなくラフにいきます。今回は序章。 いろんな例 …
ホフディランの「スマイル」という曲の歌詞を考察したいのよ。 www.youtube.com まあ名曲である。最近は森七菜さんのカバーによってリバイバルしている。 www.youtube.com この曲の歌詞の「深刻ぶった女はキレイじゃないから」とか「すぐスマイルするべきだ …
当ブログは論理学を中心とした哲学・数学・計算機科学の勉強記録と、アニメの批評・感想を中心に書いております。おすすめの記事は以下です。 cut-elimination.hatenablog.com アニメにもジェンダーやフェミニズムを考えるうえで示唆に富んだ作品はたくさん…
Per Martin-Löfの"Intuitionistic Type Theory"(1984)、通称ITT84*1の勉強会の記録でござる。今回はとりあえず、最初の2節で読んでもわからなかったところをメモっときます。 個人的な動機 緒言(Introductory remarks) ロジックと数学の関係 ラッセルの型…
これは『プペル』の上位互換である。 私は情弱なのでこのたび初めてこの作品を知った。たいへんおもしろかった。アニメ映画『えんとつ町のプペル』に対する私の感想はこちらの記事を参照していただきたい→【感想】「えんとつ町のプペル」と「鬼滅の刃 無限列…
ものすごい街中に引越したのでシネコンが徒歩数分のところにある。ミニシアターもまあまあ近くにある。というわけなのでなるべく週一回くらいのペースで映画を観たろうかなと思っている。 当地で記念すべき最初に観た映画は『すばらしき世界』(以下:『すば…
【分析】「モーニング娘。の第3期メンバー」は確定記述句か?【哲学】 - 曇りなき眼で見定めブログ ↑この記事で「『モーニング娘。の第3期メンバー』は後藤真希という一人の人物を表現するが、これは確定記述句っぽくない」というようなことを書いた。ここで…
「〇〇の現象学」がシリーズ化しつつあります… プロ棋士は全員が、アマチュアでもある程度強い人は、脳内に将棋盤があるという。ぴよ将棋初段というしょうもない棋力の私はそんなものはないのでわからないのだが、どうもぼんやりと像が浮ぶのではなくリアル…
※この記事はエイプリルフールのビッグウェーブに乗り遅れないように焦って書いたので、内容が凄くテキトーです。のちのちちゃんと勉強して推敲してアップデートします。 「私は嘘つきです」というやつです。論理学っぽく書くと「この文は偽である」。 (1)「…