反出生主義
投資の本を読むとライフプランを考えろとか書かれている。そういうのを見ると暗澹たる気持ちになる。親が死んで自分も働けなくなった後のお金を考えなきゃならないわけだが、そんな未来までお金に悩まされて生きることになるのか。社会にとって無価値になっ…
↓先日こんなのを書いた。 cut-elimination.hatenablog.com アニメを論ずるうえでも文化史の教養が必要と痛感し、文学なんかも読んでいこうと思った次第。手始めに、短くて読みやすい芥川龍之介の小説をいくつか読んだ。有名でタイトルは知っているけど読んだ…
人はなぜ子どもを作るのか? 考えてみるとけっこう謎である。(本記事では答えは出してないよ。) 当ブログでは「反出生主義」についてちょくちょく書いてきた。子どもを作るべきではないという思想である。しかし「反」を掲げる以前にそもそも人はなぜ子ど…
みんな読もう! フェミニズムってなんですか? (文春新書) 作者:清水 晶子 文藝春秋 Amazon 清水晶子『フェミニズムってなんですか?』文春新書。『VOGUE』のウェブサイトで連載されたらしい。 いろいろフェミニズムについて書いている割に無知な私なので勉…
密かにトゥイッターで「反出生」と検索して世の反出生主義の受容を調べている。するとよく目にするのが「押し付けは良くない」論である。ヴィーガンに対してもよく言われるが、子供を産まないとか肉を食べないとか勝手にやってくれ、他人に価値観を押し付け…
↓この本の感想を書きます。 ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語 (コルク) 作者:品田遊 コルク Amazon 最近オモコロのYouTubeをよく見ている。川柳を作って応募するシリーズが好きである。なかでもダ・ヴィンチ・恐山先生の川柳のセンスはなかなか…
最終回! 現代思想 2019年11月号 特集=反出生主義を考える ―「生まれてこない方が良かった」という思想― 作者:森岡正博,戸谷洋志,D・ベネター,T・メッツ,島薗進,小泉義之,加藤秀一,木澤佐登志,橋迫瑞穂 青土社 Amazon 過去の記事↓ cut-elimination.hatenablo…
連続投稿! シリーズ第4回! 現代思想 2019年11月号 特集=反出生主義を考える ―「生まれてこない方が良かった」という思想― 作者:森岡正博,戸谷洋志,D・ベネター,T・メッツ,島薗進,小泉義之,加藤秀一,木澤佐登志,橋迫瑞穂 青土社 Amazon cut-elimination.hat…
シリーズ第3回。 現代思想 2019年11月号 特集=反出生主義を考える ―「生まれてこない方が良かった」という思想― 作者:森岡正博,戸谷洋志,D・ベネター,T・メッツ,島薗進,小泉義之,加藤秀一,木澤佐登志,橋迫瑞穂 青土社 Amazon cut-elimination.hatenablog.com…
雑誌「現代思想」の反出生主義特集にコメントしていくシリーズ第2回! 現代思想 2019年11月号 特集=反出生主義を考える ―「生まれてこない方が良かった」という思想― 作者:森岡正博,戸谷洋志,D・ベネター,T・メッツ,島薗進,小泉義之,加藤秀一,木澤佐登志,橋…
森岡先生はエゴサしてそうで怖い… 雑誌「現代思想」の反出生主義特集号をちょっとずつ読んでコメントしていきます。 現代思想 2019年11月号 特集=反出生主義を考える ―「生まれてこない方が良かった」という思想― 作者:森岡正博,戸谷洋志,D・ベネター,T・メ…
反出生主義シリーズ。↓ベネターの基本書を読んで得た知見をもとにいろいろ書いていくぞ! cut-elimination.hatenablog.com インターネッツ上で反出生主義に関する言説をいろいろと見たので物申していくのが今回のテーマ。 トゥイッター上の@反出生主義者たち…
前提として私は鬱傾向にあり治療中であるということを押さえておかねばならない(そのせいで久しぶりのウェブログ投稿である)。反出生主義に同意するかどうかというのはその人の精神状態がどうしても関わってしまう。私みたいに病んでネガティヴな人間は人…