曇りなき眼で見定めブログ

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『立体アニメーション 家なき子』を見た記録

 出﨑統監督作品を見るシリーズ。

 先週見終った。書くのが遅れた。

 前半はとにかく暗い話。動物は死ぬしお爺さんは死ぬし。そしてこのビタリス爺さんがあまり愉快なキャラではない。その教育方針も正しいのかよくわからない。

 しかし後半でマチヤという少年と旅するようになるとがぜん愉快になる。マチヤのキャラが良いし小原乃梨子さんの声も良い。

 キャラクターデザインは今作も杉野昭夫氏で、西洋人の顔をリアルめに描いていておもしろい。

 1977年の後半から日テレ開局25周年作品として放送していて、明らかに『アルプスの少女ハイジ』『フランダースの犬』『母をたずねて三千里』といったフジテレビの名作シリーズの成功を意識している。おじいさんに貰われて犬と親友になって母を訪ねて旅して、と話がよく似ているし。

 ところでなにがどう「立体アニメーション」なのかはまだよくわかっていない。密着マルチなんかを多用しているのはわかるが、これによって専用メガネを掛けると立体的に見えるとか。その専用メガネも映画館にある3Dメガネとは違うっぽいし、わからん。立体で見てみたいものである。

 私は小さい頃『母をたずねて三千里』を読んだことがある気がしていて、しかしアニメを見てみたらまったく違う話だった。今回『家なき子』を見て気づいたのだが、私がむかし読んだのは『家なき子』だったのである!