曇りなき眼で見定めブログ

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『電脳コイル』をちゃんと見ました…

 不朽の名作。

 少年の頃にリアルタイムで見ていてけっこう印象に残っているのだが、いかんせん話が難しく、後半はちゃんと見ていなかった模様。今回ようやくしっかりと見返した。前半はどのシーンもかなり覚えていた。力のある映像とストーリー、設定とアイデアである。音としてだけ覚えていた「イリーガル」「イマーゴ」「メタタグ」「メタバグ」「ヌルキャリア」「4423」がなんなのかちゃんと理解できて感動した。

 SFとして緻密に設定が作られているが、そういう理屈の面と気持ちの面の塩梅が良いと思う。考察する楽しさと感覚で理解する楽しさと両方味わえる。

 最終回のヤサコとイサコのやりとりも良いんだが、意外とそのちょっと前のダイチが柔道技でイジメっ子を撃退するシーンが無性に良かった。ああいうのがアニメの美しさだと思う。

 それにしてもジブリ映画や庵野映画に参加するような豪華アニメーターがここまで集結したテレビアニメも珍しい。こんなアニメは二度とないかもしれない。

 磯監督は長年企画を温めていたらしい。素晴しい執念と才能だと思う。