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cut-elimination.hatenablog.com
そろそろ書くことがなくなってきた…。
7章から9章で、宇野先生が好きっぽいドラマと(少女)漫画が論じられている。宮藤官九郎と木皿泉とよしながふみの作品である。特に『木更津キャッツアイ』と『すいか』と『西洋骨董洋菓子店』『フラワー・オブ・ライフ』が絶賛されている。
なのだけれど、どれも何がそんなに良いのかわからない。『木更津キャッツアイ』と『すいか』は、本書にしては珍しく具体的にシーンを挙げて褒めているのだけれど、批判していたセカイ系ゲームと同じような物語に感じられた。私はどちらのドラマも見ていないのだけれど。やはり批判するほうの作品の分析をもっとして、比較すべきだったろう。それと、全体の宇野先生の論が抽象的すぎてわからないために何がこれらドラマの長所なのか読み取れない。
少女漫画論のほうはさらに抽象的でわからないかった。24年組とかの少女漫画論もやっぱり過度に図式的に感じる。
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