かなりおもしろかった！
この予告映像が大変に衝撃的で、札幌上陸をずっと待っていた。ミニシアターに来たので観てきた。混んでいた。
で、やはり映像は驚異的である。とんでもなく手間が掛かっている。繊維みたいに細長い粘度が生えて人物を形成していくアニメーションが特におもしろかった。動きでなく変形を中心にしているのは斬新である。
しかし話が難しい。筋はわかるのだが、何か象徴的な意味があるっぽいのが理解できない。話が難しいと事前に聴いていたので↓こちらのブログ記事で予習していったのだが、（この記事は素晴しいが、）返ってちゃんと理解しようとしてしまってよけい難しくなったかも。
なので何も知らずに身を委ねるように観てもいいのかもしれない。
けっきょく子ブタってのは本当に子ブタってことでいいのか、マリアの能力(?)はなんなのか、ボヤみたいなのは何を意味するのか、なぜグニャグニャしたアニメーションなのか、謎多き作品である。すべては心的外傷的なものによる幻影なのかもしれないが。
とまあ難しいことをいろいろ書いたけど、傑作なのでオススメです。
同時上映の短編「骨」も非常におもしろかった。
