曇りなき眼で見定めブログ

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テロや凶悪犯罪が異様なほど起きない日本

 ↓『愛と幻想のファシズム』を読んでいて思ったこと。

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 この小説には左右の大小の過激派が出てくる。あとがきによると作者の村上龍は、ボウガンの訓練をしている純粋右翼にも取材したらしい。そういうテロ志向の人ってやはり現代にもいるのだろうか。左翼なら京都大学の寮あたりにはいそうだ。しかしその人たちが実力行使に出ることはなかなかない。日本ではテロとか凶悪犯罪はめったに起きない。危険分子は世の中にたくさん潜伏していると考えると、異様な気もする。

 

 自分がテロを起こすと考えてシミュレートしてみよう。テロというより暗殺かもしれないが、例えば私が天皇を殺したいとする(物騒でごめんなさい)。

 まず武器を調達しなければならない。多分これがいちばん大変である。包丁なら持っているが、包丁で殺すには相手が睡眠薬で眠っているとかで無抵抗でないと無理だろう。よって遠距離から一発で仕留められる銃が欲しい。しかし銃を手に入れるのがまず不可能というのが日本の特徴である。安倍晋三を殺した山上徹也のすごいところは、銃を自力で作ったことだろう。これくらいの殺意がないとテロは実行できない。

 猟銃なら免許を取れば入手できるか。しかし過激そうな人には入手できなさそう。右翼みたいにボウガンを入手できればいいが、これも難しそう。あるいは頑張って爆弾を作るとか。そういうのはフィクションでよくあるが、火薬の入手が難しいので銃を作るくらい難易度が高いか。

 テロの場合は普通の殺人と違い、標的以外に被害が及んでも構わないということがある。また、バレずにやる必要がない。目的を果たせば捕まってもよい。こうした覚悟の違いがテロの恐ろしさである。

 で、武器を入手できたとして、今度は武器を隠さなければならない。私は札幌に住んでいる。天皇のいる東京に行こうとすると、飛行機に乗るのが普通である。武器を持っていたら荷物検査で引っかかってしまう。これはマズイ。なので陸路で行く必要がある。日本の鉄道は荷物検査がないので、この点はテロを簡単にしている。

 あとは天皇の警備次第である。天皇はわりと頻繁にイベントで表に出てくる。その観衆に入ることができたら撃てそうな気はする。問題は観衆に入れるかである。さすがに無関係の人間は天皇を拝むことはできないのだろうか。となるとマスコミの人間を殺して腕章を奪うとかになってくるか? それをバレないようにやるのが難しい。

 

 というわけで、天皇を殺すのはやはり難しいと思う。

 しかし、やはり安倍晋三の事件のように、誰でも見られるところによく現れる政治家だったら、銃さえ入手できれば殺すのはそれほど難しくなさそうである。

 あるいは天皇家の子どもたちならば、学校帰りに拉致して眠らせて刺すとかもありうる。やはり隠れて警備員がついているのかもしれないが。

 宮台真司が殺されかけた事件とか、先日の学生がハンマーを振って暴れた事件とか、大学というのはけっこうセキュリティが甘い。筑波大学に進学するという悠仁親王は気を付けるべきである。

 

 で、日本では頑張ればテロや凶悪犯罪はもっと起こせるのではないかと私は思うわけである。だが異様なほど起きない。これはなぜか?

 上でいろいろ書いたが、私はもちろん天皇や皇族や政治家を殺したいなどとは思っていない。ただのたとえ話である。私は天皇制に反対気味で嫌いな政治家も多いが、殺したいなどとは思わない。実は過激派もそう思っているのではないか。昔の学生運動は死者もよく出ていたが、内ゲバというのが多かったらしい。また企業へのテロとか安倍山上事件とかもそうだが、やはり殺人の動機というのは個人的な怨恨が多いのだろう。皇族と個人的にやりとりがある人なんてあまりいないだろうし、皇族の人らはいい人そうだから恨みも買わなさそう。政治家はたまに殺されるが、殺される政治家は嫌なやつが多いのだと思う。

 そう考えるとアルカイダのテロリストとかようやるよ、あんな恐ろしいことを。やはり宗教は危険である。また戦争になると人を殺さざるをえなくなる。こうした状況による囲い込みも危険。我々が牛の肉を抵抗なく食べられるように、人を殺すことへの認識が変わったら危険だろう。あるいはアメリカでは学校での銃乱射というのが多発している。あの現象についてはもっと研究したい。

 

 などなど。