曇りなき眼で見定めブログ

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『ウマ娘プリティーダービー 新時代の扉』とかいう漫画映画を観てきた!(泪橋を逆にわたる)

 なかなかおもしろかった!

 隣に座っていたオタクっぽい人は泣いていた。

 なかなかおもしろかったし優れたアニメ映画だとは思うが、やはり「ウマ娘」というシステムが理解不能で、どうしても評価しきれない。私はゲームはやらないし、テレビシリーズも第1期の1話をリアルタイムで見て理解不能だったのでそこから見ていなかったくらいである。この明らかに劇映画向きではない題材を優れたアニメに仕上げた制作陣はようやっとる。

 また、私はギャンブルが嫌いで競馬をあまりよく思っていない。なので出てくる馬の名前もだいたいはちょっと聴いたことある程度だった。調べたところ2001年頃の史実がもとになっているらしい(最後のアグネスタキオンが復帰して4人揃って出走するのは流石に史実じゃないっぽいが)。またブラウン管のテレビとか「世紀末覇者(覇王だっけか)」という異名が出てくるので時代が当時に設定されているのかと思ったが、スマホは出てきていた。まあもろもろひっくるめてウマ娘時空なんだろう。

 前述のとおりアニメとしてはたいへん素晴しい。輪郭が溶けたような作画を多用し、レースの迫力を表現している。レースシーンが何度も続くが、絵作りの引き出しが多く、飽きない。「ズゥン」みたいなBGMも大袈裟で良かった。

 あのアグネスタキオンマッドサイエンティストみたいなキャラはなんなのだろう。競馬好きからしたらああいうイメージなのだろうか。ライバルキャラっぽくないように感じた。

 事前に↓のようなトゥイートを見てどんなもんかいなと思って観たわけだが、まあ流石に『あしたのジョー2』には敵わんと思う。あまり出﨑をナメるなよ。トレーナーの家は泪橋の下の丹下ジムがモデルかなとは思った。しかし最近こういう「まるで〇〇だ…!」みたいに意外な作品と結びつけるようなトゥイートが目立つようになったなあ。

ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』あまりにもすばらしすぎた……。こんなの出崎統じゃん……。『あしたのジョー2』じゃん……。子どもころに母親につれられて体験した2001年ジャパンカップの感動が、ありありとよみがえった。すごすぎた……。

— 田中大裕(Daisuke Tanaka) (@diecoo1025) 2024年5月24日

あしたのジョー』など出﨑作品と比べると、観客の品が良すぎるのが本作の弱点だと思う。製作者からしたらあまり競馬のイメージを下げたくないのだろうが、ちょっと綺麗すぎた。