曇りなき眼で見定めブログ

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最近読んだ本を紹介しちゃおうかな(人生の意味の哲学、Webプログラミング、AI入門、クイックスケッチ)

 最近読んだ本を紹介するぜ!

森岡正博・蔵田伸雄編著『人生の意味の哲学入門』

 人生の意味の哲学の入門書。

 私はデイヴィッド・ベネター先生のファンなので、ベネター先生が登場する3章と6章がおもしろかった。

 そもそも人生の意味を(分析)哲学的に論じることなんて可能なのか? と迫るような論考も多かった。それじゃあダメじゃんとも思うが、そうだとしたらそれがわかっただけでも大いなる前進かもしれない。

 本書を読んでも人生の意味がわかるようになるわけではない、と何度か書かれているのだけど、人生の意味の哲学を研究しても人生の意味がわかるようにはならないのか? というのも人生の意味の哲学的な難問のような気がする。

掌田津耶乃『作りながら学ぶWebプログラミング実践入門』

 たいへん勉強になる本です。

 HTML、CSS、Bootstrap、JavaScript、Node.js、SQL、なんかを統一的に扱ってちょっとしたものを作っていく本。

 掌田先生の本はどれもわかりやすく、また別の本も読み始めている。

 本書の最後の章の最後の方はなんか書いたものが動かなくなってしまって挫折したのだが、まあまあまあ、大部分はちゃんと動きました。

次田瞬『意味がわかるAI入門』

 これタイトルは「意味がわかる「AI入門」」と「「意味がわかるAI」入門」と二重の意味になっているのだろうか。意味について研究する哲学者が、AIは言語の意味を理解しているのかという観点からAIの歴史と仕組みを解説した本。

 殆どがAIの入門書として読めるのだが、最後の方で「現在の大規模言語モデルによるAIは意味を理解しているとは言えない」という哲学者ならではの批判が提示されて終る。非常におもしろい本でした。

 最新の研究が取り上げられているが、これもすぐ古くなりそうだ、と書かれていた。ホンマに怖いですな。

立中順平『たてなか流クイックスケッチ』

 今後も参照していく本になりそうです。

 アニメーターが書いた絵の教本。世の中イラストの教本やガチのデッサンの教本は多いが、アニメーターの視点で人体の描き方を解説した本はなかなかないので良いです。

 といっても絵の描き方というより、どうすれば気楽に絵がたくさん描けるかという精神を解説した本という感じで、私みたいな絵を描くとなると躊躇しちゃう人間には啓蒙的な本でした。