曇りなき眼で見定めブログ

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『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』を観てきた!(波動砲 一発撃つのも 大変だ)

 復活上映中。大雪のなか観てきた。年季の入ったオタクみたいな客が多かった!

 初めて観たのだが、まあ名作と認めざるをえない。

 ↑というような書き方をしたのは、私はあまりテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト』が好きでなく、なんとなく素直に褒めたくないからである。『ヤマト』は『アルプスの少女ハイジ』の裏番組として始まっていて、私は高畑信者なので、余計に対比して低く評価しちゃう面もある。そもそも私は巨大メカとかスペース・オペラに魅力を感じないし、浪速節的な精神性も好きでない。家父長制的な感じも嫌である。

 なんだけども魅力的なところもいろいろある。波動砲発射の演出はけっこう好きである。準備が大変でなかなか発射しないのがいい(まあその感じだけを抽出した「大砲の街」という傑作短編もあるのだけど)。

 本作も最初なかなか波動砲を発射しないのが良かった。準備が大変である。

 相変らず精神性は気に食わないが、まあ映画一作ならばテンションで押し切れているかと思う。

 後半に出てくる都市帝国はかっこいいと思った。

 本作は150分もあって現代でも長いし当時としては破格の長さのアニメ映画だった。というか「アニメ」という言葉が本作のヒットの前後に定着したという。また初めて日本中のメディア全体で取り上げられた「社会現象」的なアニメでもあった。客観的に見てアニメ史上の重要作であることは間違いない。評価はさておき。詳しくは↓の氷川先生の本の第2章を読もう!