曇りなき眼で見定めブログ

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ジラール主義者が読む『現代思想 〈計算〉の世界』その5 新屋良磨、鈴木泰博、フリードリヒ・キットラー

 ↓これの続き!

cut-elimination.hatenablog.com

 ↓これを順番に読んでいくシリーズ!

新屋良磨「形式言語理論とは何か」

 形式言語オートマトンを数学的に研究している先生による形式言語理論の入門記事。勉強になります。

 数学的にも計算機科学的にも言語学的にも興味深い問題がいろいろあるようだ。あとチョムスキーはすごい。

鈴木泰博「計算と自然 ライプニッツ・熊楠・触譜」

 著者による↓の本は自然科学の解説書なのに哲学が強いということで話題になっていた。

そのエッセンスが味わえる論考。

 ライプニッツとか熊楠についての哲学的な議論は正直よくわからなかった。

 しかし触覚についての具体的研究のエピソードは興味深かった。マッサージの圧力の強さを譜面にするらしい。

 圏論にまで言及しているのはホンマかいなと思ったが。

 相互作用という私の好きなワードも出てきた。

フリードリヒ・キットラー、梅田拓也訳「数と数字」

 これもよくわかんなかった!

 メディア研究というやつらしい。

 ややひけらかしっぽく古代ギリシアの文献が参照されるのだが、その割に訳注を見ると引用がガバガバみたいでおもろい。

まとめ

 今回はあんまり述べることがなかった。