曇りなき眼で見定めブログ

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【ポリコレを斬る!】しずかちゃんのお風呂シーンが消えた!【ドラえもん】

 近頃、『ドラえもん』で、しずかちゃんが入浴中にのび太が浴室に入ってしまい「のび太さんのえっち〜」となるシーンがフェミニストとかポリコレ勢から叩かれるようになった。それについては↓こちらの記事でも触れている。

cut-elimination.hatenablog.com

 こういう演出が良いのか悪いのかはなんとも言えないところである。まず、覗きは性犯罪で女性が被害になる事が多い。しかし、ドラえもんは飽く迄フィクションなので実際に被害者がいる訳ではない。まあここまでは当り前である。そういう訳なのでフェミニストなんかの批判は「性犯罪をギャグとして描くことで軽く扱っている、見ている子供の偏見・性犯罪への加担を助長する」という所になろうか。あとしずかちゃんが未成年というのも悪さに拍車をかけている。ただし、表向きはそう言っていても、フェミニストというのは性的な表現一般を嫌悪しているという傾向があるように思われ、実際にはエロい表現というものをこの世から消したいだけかもしれない。私は、子供であれ私のような『ドラえもん』を愛好している成人男性であれ、エロとかちょっとしたお色気をエンタメに欲するものなので、なるべく「倫理的に悪いからなくせ」という声には抗った方が良いかと思う。表現は出来るだけ自由で幅広い方が良い、というのは常識的に誰しも思うのではないか。しずかちゃんのお風呂への侵入が本当に露骨に子供の精神を歪めると判明した訳でもなかろうし、まあ表現を抑圧することもないだろう。快か不快かとか優れているか否かという評価は自由だし作り手がそれをしっかり受け止めて変えていくのも重要だが、倫理的な問題はないと考える。

 実際のところ、この演出はアニメ『ドラえもん』から消えつつある。私は未だに毎週ドラえもんを見ているのだが、とんとしずかちゃんの裸を見なくなった。のび太が侵入してしまう演出どころか、お風呂シーン一般が消えている。

 ところが、先日ドラえもんの新しい映画『のび太と空の理想郷(ユートピア)』を観たのだけれど、これには一瞬しずかちゃんのシャワーシーンがあった。

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特に意味のないシーンだったので、本当に純粋なお色気のようだ。

 更に昨年の映画『宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021』*1ではもっと過激にエロいしずかちゃん入浴シーンがあった。ドラえもんの道具で小さくなったしずかちゃんが、ホットミルクを作ってお風呂にして入るというシーンがあったのだ。なんか裸で白いドロっとした液体に入るので単なるお風呂より卑猥だった。

 ところがところが、私は見ていなかったのだが、先日『宇宙小戦争』がテレビ放送された際、このミルク風呂シーンがカットされていたらしい。となると明確に「映画ではエロありだがテレビではなし」というのが今のドラえもんのポリコレ基準ということになる。実際、昨日の通常放送回では、原作ではしずかちゃんの入浴中にお風呂に入ってしまうシーンだったのが、のび太の親父の入浴に侵入してしまうという演出に差し替えられていたようなのだ*2

 だが最近のアニメ『ドラえもん』では、道具で小さくなってしずかちゃんの消化管の中に入る話とか、なんか別次元のフェティッシュを追求した話とかも放送されていて、それはそれで制作陣の抵抗なのか…。

 さて、この伝統のお色気シーンの行方や如何に…。今後も注視したい。

 

 

 何故この記事を書いたかというと、ポリコレ関係の話題はアクセス数を稼ぎやすいという説があるからです。。。なのでそんなにこの手の話題に興味はない。というかトゥイッターなんかを見ているとこういう話題でヒート・アップしている人が多すぎる感じがし、むしろそれが何故なのかということに興味がある。

 まあまあまあ。

*1:2021年に公開の予定がコロナ関係で2022年に延期した。

*2:のび太の親父の造形から言って、しずかちゃんのエロとは違う需要を満たすだけのような気もするが…。