曇りなき眼で見定めブログ

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【感想】『アーヤと魔女』を観てきましたよ

 けっこうおもしろかった也。

 だいぶ前から予告を何度も劇場で観ていて、正直いってそれほどおもしろくなさそうだと思っていた。CGの動きがまだまだ硬い感じで、髪の毛なんかも微妙だと思った。宮崎吾朗監督にしても、『コクリコ坂』はそんなに悪くなかったけど全体としてはあまり良い印象はない。

 なのだけれど今作はおもしろかった。21世紀のジブリらしい洋児童文学アニメだが、主人公のアーヤはけっこう計算高く人を欺く。「アーヤ」という名前も「操る」から来ているし。私は頭が固く要領が悪いことが悩みなので、こういう適当な嘘でその場を切り抜けられるような人が憧れである(なんか「日曜日よりの使者」みたいだが)。とにかく良い性格をした良い主人公だった。ミミズを壁の穴に入れるところとかなかなか感動した。CGもとおして見るとそんなに悪くなかった。

 しかしアーヤの操る技術みたいなのがいまいち伝わってこない感じはあった。もっと徐々に絆されていくのかと思ったらけっこうコロッといっていた。エンディングのマンガ(誰が描いているのかわからなかった……)は本編の後のお話なのかもしれないが絆されていく過程の部分のところのような気もする。ぶっちゃけあのエンディングのマンガが本編よりもおもしろかったかもしれない。てことはもうちょっと尺があるとよかったのかも。もしくはテレビシリーズとかにして、なおかつアーヤのいたずらなんかももっとこまごまとたくさん見られるとよかったのかも。

 まあでもおもしろかったですよ。