曇りなき眼で見定めブログ

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「反応したら負け」の時代

 反応したら負けの時代になってしまった…

 「アテンション・エコノミー」なる言葉がある。インターネッツでは奇抜なことを言ったりやったりして注目を集めると金になることが多い。最近はトゥイッターの収益化も広まっており、この傾向は顕著になっている。

 収益狙いの奴ってのは、奇抜な言動をして煽っておいて責任を取ってくれない。だから反応したら負けである。

 わざとツッコミどころのあるトゥイートをしておいて、引用でつっこませることで拡散させることを狙う、という手法も見受けられるようになった。こういうのは人びとの「知ってまっせ」アピールや「私は正義感ありまっせ」アピール(いわゆる美徳シグナリングってやつか)したい欲を刺激する。反応してしまった人は、知識や正義感で上に立っていることを示すことで、結果的に金儲けに利用されてしまうのである。儲かった人はさらに同じようなトゥイートを繰り返すだろう。

 たとえば差別的な主張(しかし微妙に筋が通っているとする)を誰かがトゥイートして、それに対し引用で批判する人が多発し、結果的にトゥイートが拡散されてしまったとする。それではたして差別の是正に繋がるだろうか? 世の中のイライラが増え、対立が深まってしまうだけではないか? 批判するなとは言わん。効果的なことをしろと言いたい。「自分は差別の歴史を知っていて、差別に反対する正義を持っています」とアピールしたい欲に負ける前に、自分が拡散に加担してしまうことの帰結を考えたほうがよい。反応したら負けかもしれないのだ。

 難しいのは、そうやって反応しまくることで名前を売っているエセ評論家もいるということである。差別的な人とそれを叩く人は、実は共犯関係なのだろう。となると私は「反応したら負けだぞ!」と言うことですでに反応してしまってるのかもしれない。