なかなかキマッているアニメであった。
手短に感想を。
特に熱い感想とかはなく。あまり良い映画作品ではないという印象である。とにかくなんだかよくわからない話だった。予告をチラッと見ただけでほとんど何も知らずに観にいったので、「これって妖怪とかでてくるんだよね?」となった。妖怪(ふしぎっと)がなかなか出てこなくてなんの話なのかよくわからないまま進んでいく。そして最終的に妖怪たちがなんだったのかよくわからない。マヨイガとかババアの正体とか虐待とか震災とかもなんだったのかよくわらない。いったい脚本家は誰だと思ってクレジットを見てみると、吉田玲子氏というけっこう実績のある人で驚いた次第。
せめてババアでなく綺麗なおネエちゃんとかだったらよかったかもな〜と思うのだが、児童文学だし、ワシなんてターゲットじゃないのだろう。しかしじゃあターゲットはどういう層なのだろう。女子の中学生だか高校生だかの二人連れの客がいたが、あの子らはこれを見てどう思ったのか気になる。
で、じゃあ駄作かというとそんなことはない。目を見張る部分がある。作画好きならば誰もが瞠目しただろうけど、あの昔話のシーケンスである。どうも大平晋也氏ほか超絶アニメーターが担当しているっぽい。ここだけでも見る価値はあるので難しい作品である。YouTubeで公開しているがあれは一部で、他にもある。
というわけで難しい作品でした。