大変おもしろい! みんな見よう!
YouTubeでも見れるよ。
この前に自主制作の『ミルキー☆サブウェイ』というのがYouTubeで公開されていて、それの続編がテレビシリーズとして放送されたもの。
私の提唱するアニメ新時代、自主制作とかインディー系の人がエンターテインメントを作るという流れの、ひとつの例だと思う。本作は、制作については監督の亀山陽平氏が大部分を一人で担って全体としては少人数によるが、プロモーションは大規模にやっている。それくらい魅力のある作品である。
本編3分半で全12話という短い作品だが、語りたくなる濃い中身が詰まっている。
非常に特徴的なのが、キャラクターの話し方である。駄弁るような感じというか、自然で演技をしているように聴こえない。こう言っちゃなんだが、アニメ声優の悪い感じがまったくない。主人公コンビの寺澤百花と永瀬アンナは特に上手い。声優がアドリブで喋って後でCGを載せるアニメは今までにいくつかあったが、本作はもちろんそうではない。アドリブっぽい演技のアニメもまた過去にいろいろあったけど、本作はもっと突き詰められていて上手いと思う。それでしかも会話の内容もおもしろい。斬新である。
SF的な世界観もおもしろい。細かいネタが詰まっている。超未来の話っぽいのに、自販機とか警備ロボットの音とか、妙なところでお馴染みのものが出てくるのがおもしろいのだろう。SFってオタク向けの内輪ネタに走りがちだが、そういう点で私みたいなSFオタクじゃない人間にも伝わるSF感である。伝わりやすいマニアックさという感じ。
斬新かつマニアックな作品なのに、エンターテインメントとしてちゃんとおもしろいのは、普通にクオリティが高いのとキャラクターのかわいさにあるのだろう。脚本の伏線回収の構成は見事だし、あの音ハメのアクションももちろん素晴らしかった。少人数制作ゆえのアラとかまったくない。キャラクターはいわゆる亜人的なやつだが、それでいてみんなかわいい。各コンビの関係も尊いね。
